できる人を目の当たりにして、劣等感を抱いてしまった時の処方箋

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29歳にもなると、転職先の会社に年上の上司がいることも当たり前になってきます。

甲子園で活躍する子どもたちはひと回り年下。テレビ番組に出演している人もどんどん若返り、いつの間にか同世代は中堅と呼ばれるような立ち位置に。

似た雰囲気で、親近感を覚えていた人が、ふと気づくといなくなっている。

自分が燻っているのは、端的に言うと、能力が足りないから。それはわかっている。

そして、その足りない能力を、アイツが発揮しているのをマジマジと見てしまった。

アイツに比べて、自分は…

そんなふうに考えてしまうことが、以前の僕にはよくありました。

そんな時は決まって、自分のことを無意識に正当化します。

他に自分の方が優れているところがある。アイツはこういうところが良くない。そんなふうに、自分を持ち上げて、相手を下げるポイントを探し出し、自分を慰めていました。

それでもむしゃくしゃが止まらない時は、パチンコに。当たれば気持ちいいし、外れてもむしゃくしゃの原因をすり替えることができる。今思えば、そんな理由で玉を飛ばしていたことに気づきます。

最近は、むしゃくしゃすることもなくなったし、自分のできないところや、足りない能力を見つけても落ち込みにくくなりました。

今回は同じように、人と自分を比較してしまって、悩んでいる人が少しでも明るく毎日を過ごせるようになればと、自分の体験談を書いてみようかと思います。

スキルが足りないなら、身につけられるよう努力をすればいい

いきなり正論です。

社会的にはこれが一般論です。

アイツは身につけるための努力をしてきた。自分はしてこなかった(パチンコ行ってましたからね)。だから、その差はついて当然だし、給料や将来に違いが生まれるのも当たり前だ。

確かにそうなんですよ。悔しいことに。

世の中は実力主義です。高校野球のように、勝った人は讃えられ、負けた人は画面から消える。いい試合をすれば記憶に残ることはあるかもしれないけれど、それは負けた側も実力があったから。

僕らは甲子園に出れる出れないどころじゃない。そもそも野球部がない高校に通っている野球好きみたいなものなんだと思います。

努力するチャンスは平等にあるのか

野球部がなければ、いくら才能があっても、毎日素振りをしても、どれだけ壁にボールを投げても、プロ野球選手になることはありません。

そもそもで、練習を続ける気力すら足りなくなるのが普通です。一人じゃ誰も続かない。

同じように、ビジネスのスキルは、いくら才能があっても、独学で勉強しても、壁にプレゼンの練習をしても、それが身につけられる環境にいることができなければ、身につかないし、伸びません。

そして、その環境は平等には与えられていません。職業訓練で身につけられる能力は代わりのきくハードなスキルばかり。いざ社会に出てしばらくたってから気づいても、どうしようもありません。

野球のように、努力も能力も、(そして才能も)目に見えてわかるなら、まだ諦めがつくかもしれません。でも、アイツにできることは、今の俺にも、なんとかできるんじゃないかと思ってしまう。もっと自分を評価してほしいと思ってしまう。

アイツは努力すればスキルが身に付く環境にいた。

自分は努力してもスキルが身につかない環境にいた(努力したかもしれないし、努力してこなかったかもしれない)。

そして、時間がたって今がある。

現在地には差がある。じゃあどうする?

今の自分には足りないものを持っているアイツがいる。

そして、それがほしい自分がいる。

まずはそれを認められるでしょうか。あなたには、足りないものがあります。

大事なのは、足りないものがあったとしても、あなたは劣ってなんかいないこと。

例えば、絵を描くのが上手い人がいたとしましょう。

あなたは絵を描くのが下手だったとしましょう。

あなたは劣っていると言えるでしょうか。そんなことはないはず。

絵を描くのが上手くなりたいなら、練習をすればいいだけです。そして、絵を描くのが上手い人は練習をしてきたんです。(好きすぎて練習と思っていない可能性なんかはありますが)

絵を描く、というスキルの上手い下手で、この二人に優劣なんてつけるべきではないことは簡単に想像できるはず。

でももし、この二人がデザイナーとして、同じ会社にいたとしたらどうでしょうか?

デザイナーとしては、やはり絵は上手い方がいい。そんな先入観が浮かんできてしまいます。そうすると、絵が上手い方がエライ。そんなふうに考えてしまいがち。

それが、できるアイツと、できない自分を比較している構図です。

現在地を見て、次の目標を決める

もし、絵が上手くないとデザイナーとして昇進できないとしたら、どうしますか。

絵が上手くなるよう努力するのか。

昇進を諦めるのか。

あるいは、デザイナー以外の道を選択するのか。

あなたにはたくさんの道があります。

そもそも絵が上手くないとデザイナーとして昇進できないのか?前提を疑ってみたり。

自分の理想の暮らしに昇進は必要ないと割り切ってみたり。

フリーのデザイナーとして独立する道を選んだり。

あなたが抱える「できる=優れている」というフィルターを外してみると、なんてことはなくなります。

あなたにはたくさんの道があることに気づけるはず。

道があることがわかっても、できるアイツはいなくならない

どれだけ道があることがわかっても、できるアイツは目の前からいなくなりません。

できない自分もいなくなりません。

できない自分をできる自分にするためには努力が必要です。それは変わりません。(努力をしてもできない時もあります。)

一番大切なポイントは一喜一憂をやめること。

できるアイツを負かす妄想をやめること。

そのために効果的なワークは「理想の暮らしを想像すること」です。

あなたが、想像する、いちばん理想とする暮らしはなんですか?

そして、その暮らしで、あなたはどんな気持ちでいますか?

その暮らしと、今の自分との違いはなんですか?どうなれば、理想の暮らしに近づけますか?

この問いをぜひ考えてみてください。

そこにはできるアイツなんていないはず。

あなたが、あなたらしく生きられることを祈っています。

なおき

なおき

nao coffeeの店主
国内とアジア・ヨーロッパ放浪経験者。コーヒーが大好きで間借りカフェを運営中。次に行きたい場所はハワイ。

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