フィンランドの首都ヘルシンキからバスで2時間。片田舎の観光地ラッペーンランタにやってきました。
家族に一つ湖を持つフィンランド人にとって休暇とは「のんびりと過ごす」ためのもの。
ラッペーンランタには観光地らしいものは何もありません。でも何もないからこそ訪れるのかもしれませんね。

フィンランドではあってないような秋。紅葉が落ちかけていますが10月の景色です。

田舎の公園にありがちな謎のモニュメント。
ふらふらと散歩をしながら、次はカフェに行こっかと話しながら歩いていた矢先。あの毛玉は…?


ぼくら猫好きカップルのセンサーからは逃れられませんよ…?

なんと自ら近寄ってきてくれました!感激して泣いた。たぶんご近所の飼い猫さんだと思います。
すかさず撫でさせていただきました。秋のフィンランドで野良猫なんておらず、猫に飢えていた僕らにとっていちばんのご褒美。堪らんです。


別れを惜しみつつカフェに向かいます。
今回訪れたカフェは「Kahvipaahtimo Lehmus」
直訳すると菩提樹コーヒー焙煎所です。

フィンランドは世界一のコーヒー消費国として有名ですね。
ただパン屋やチェーンのカフェではサーバー保温のコーヒーが普通です。ハズレるとえらく酸っぱいコーヒーに当たっちゃうことも。
そんな時は無料のミルクで半分くらいに薄めて誤魔化しちゃいましょう。フィンランド人もみんなミルクと砂糖をたくさん入れます。

フィンランドのカフェを巡りながら5杯ほどブラックコーヒーを頼んだ辺りでようやく気付き、それからはカフェラテをメインに頼むことに。
カフェラテはエスプレッソでその場で淹れるものだし、どこのカフェも濃厚なミルクがたっぷりでとても美味しいです。

右がカフェラテ。左の小さいカップは「フラットホワイト」
日本では聞き慣れないメニューですが、エスプレッソを濃くしたカフェラテだと思ってください。しっかりとコーヒーの風味を味わいたいぼくにはぴったりのメニューです。

インテリアもすごくオシャレ。

公園では野生のリスも見かけてなかなかない散歩の時間に。
日本からラッペーンランタを目的地にすることはなかなかないでしょうが、もしヘルシンキに飽きたら、ぜひ訪れて欲しいスポットです。
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