- なかなかドリップの味が安定しない
- 細くゆっくり注げるようになりたい!
この記事はそんな悩みを解決するために書きました。
こんにちは。ねこ太です。自宅でコーヒーを淹れるようになったものの、いまいちしっくりくる味が出せない。注ぎ方が安定しない。そんな方いませんか?
ドリップはほんの少しお湯の注ぎ方が違うだけでも大きく味が変わっちゃいます。自分ではプロと同じ淹れ方をしているつもりでも、もしかしたら雑味が出ちゃう淹れ方かも。
この記事ではドリップの注ぎ方を基本からおさらいしています。札幌のカフェで習ったお湯の注ぎ方も書いていますのでぜひ読んでみてください。
この記事のやり方を真似すれば、必ず安定してお湯を注げるようになりますよ。
もくじ
ドリップコーヒーの注ぎ方
美味しいコーヒーを淹れるための注ぎ方を見ていきましょう。
ドリップで大事なことは雑味を落とさないこと。そのためのポイントはこの5つ。
ドリップのポイント
- 湯温を調節する
- 蒸らし30秒
- 細くゆっくりお湯を注ぐ
- おまんじゅうをキープ
- 全部落としきらない
まずは動画を見てみてください。北海道の恵庭にあるカフェ、珈琲きゃろっとのマスターがアップした動画です。11年前のモノですが、ドリップの基本は変わりません。
ポイント①:湯温を調節する
【動画:1:26】
沸騰したお湯より若干冷ました方が美味しいです。沸かしたお湯をケトルやサーバーに入れるとでだいたい90度に下がります。こだわりたくなったら温度計を用意しましょう。
一般的には、深煎りは低めの温度でじっくり、浅煎りは高めの温度でささっと抽出すると美味しくなると言われています。
ポイント②:蒸らし30秒
【動画:2:02】
抽出を始める前にコーヒーの粉全体をお湯で濡らして待つことを蒸らしと言います。新鮮な豆だとこの時に炭酸ガスが出てきてムクムクと膨らみます。
蒸らしはドリップの肝。必ずやるようにしてくださいね。
炭酸ガスを抜かずに抽出すると、ガスがお湯と豆の接触を邪魔して抽出効率が落ちるため、間の抜けた味になってしまいます。ドリップのスタイルはマスターの数だけありますが、蒸らしをしない人はほとんどいません。
蒸らしのお湯の量はポタポタと落ち始めるくらい。時間は30~40秒が目安です。
ポイント③:細くゆっくりお湯を注ぐ
【動画:2:40】
ドリップの基本はなんと言っても細くゆっくりとお湯を注ぐことです。荒々しく豆をかき回すようにお湯を入れると雑味が一気に抽出液に落ちてしまいます。
どうやって細くゆっくり注ぐかのコツは次章で詳しく解説しますね。
ポイント④:おまんじゅうをキープ
【動画:3:00】
ムクムクと膨らんだコーヒーの粉の中央にそっとお湯を入れると、そのままおまんじゅうあるいはハンバーグのように膨らみます。これを崩さないようにそっとお湯を入れます。
ポイント⑤:全部落としきらない
【動画4:41】
抽出中にモコモコに膨らんでいる泡にはコーヒーの微粉や雑味成分が吸着しています。これを抽出液に落としてしまうと味がかなり落ちてしまうので、絶対に最後の一滴まで落とさないようにしてくださいね。
お湯をゆっくり注ぐコツ【道具に頼らない】

カフェのマスターやドリップの動画では、お湯がそーっと注がれて豆がモコモコに膨らんですごく美味しそう!
でも自分が淹れてみるとお湯がドバァって出てハンバーグが崩壊…なんて経験ありません?ぼくも最初は全然細く注げませんでした。
やっぱりドリップ用のケトルじゃないと無理なのかなとも考えました。
でも、札幌のとあるカフェのコーヒー教室で注ぎ方にはコツがあるってことを知りました。それ以来注ぎ方が劇的に上達したのでご紹介します!
脇をしめる
ケトルを持つ手の脇をしめます。
脇をしめてケトルを持つとどう頑張っても胸のあたりまでしか上がりません。なので机はちょっと低めの方が淹れやすいです。
ケトルの注ぎ口にお湯をためる
手首を少し傾けて注ぎ口にお湯が見えたらストップします。

軽くお辞儀をするように体を倒す
脇をしめたまま、ドリッパーを覗き込むように腰から体を軽く倒します。
お湯がちょろちょろと注がれます。体の傾け具合でお湯の量を微調整します。
腰を軸に体全体で円を描く
脇とケトルは固めたまま、体全体を回すことでのの字にお湯を注ぎます。
手だけでお湯の量を調節しながら円を描くより、格段に安定しますよ。あと、1日に何杯も淹れるような場合は手首の保護にもなります。
注ぎ口にお湯が見えないタイプのケトルもあるので万能ではないですが、脇をしめるだけでも安定感が全然違います。ぜひ試してみてくださいね。
おすすめのドリップケトル
コツはコツとして、ケトルを買う余裕があったらドリップ用にひとつ持っておいた方が上達は早いです。もし使ったことない人がいたら、騙されたと思って使ってみてくださいね。
やば…ってくらい淹れやすくて感動します!(実体験)
ぼくが使っている写真のケトルはこちら。月兎印のドリップポット。とても可愛らしくて使いやすいケトルです。
もっとケトルを見たいという方はこちらの記事をチェック。選び方も詳しく解説していますよ。