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【WAC2016】エアロプレスチャンピオンシップ準優勝のレシピ

2016年11月にアイルランドのダブリンで開催されたワールドエアロプレスチャンピオンシップ2016。
準優勝のジェローム ディットマーさん(フランス)のレシピです。
湯温やフィルターの記載がないので正確には再現できませんが、大まかに辿ることはできます。特徴は3つ。
- 蒸らしあり
- 混ぜない
- お湯の追加なし
コーヒー | 20g |
挽き方 (細 1 > 10 粗) | ek-43で7.5(ek-43はメリタのグラインダーで、目盛りは0~16。中挽きですね) |
湯温と湯量 | 記載なし / 230g |
使用方法 | 記載なし(ひっくり返す手順がないのでアップライトと思われます) |
フィルター | 記載なし |
抽出時間 | 1:50 |
- コーヒーを入れる。
- 40gのお湯を10秒で入れる。
- 20秒待つ。
- 230gになるまでお湯を40秒で入れる。
- 40秒間でプレスする。
- カップに移して完成!
目次
淹れてみた感想
今回使用した豆はインドネシア。オーストリア・ウィーンの老舗ロースタリー「アールト ウィーン」の焙煎豆です。

アップライトのスタンダード。かも
中挽き、蒸らし、混ぜない。
これだけを見るとフィルタードリップと似た味になりそうな予想ができますね。
抽出手順は忙しくもなく簡単です。中挽きだとあまり力をかけずともプレスできてしまうので、40秒でプレスするためには心持ち優しく押すようにしてみるといいでしょう。
抽出温度の記載がなかったので、豆の焙煎度に合わせ86度にしました。ドリップと同じ考えでいくなら、浅煎りは高め、深煎りは低めで抽出してみると良さそうです。
押し寄せる良い苦味と香り
美味しいコーヒーの大切な要素の一つである「良い苦味」がしっかりと仕事をしてくれています。
濃厚な舌触りから得られるコクと、顔を近付けた時に感じる香りがすごくいいバランス。
ただ、ちょっと濃すぎるようにも感じたので、味見の後にお湯を入れて調整しました。
ドリップに近い味わい
思ったとおり、フィルタードリップで抽出したのと近い味わいです。
ただ、ドリップでしっかりしたボディを持つコーヒーを抽出するのは(特にガスの抜けた古い豆では)少しテクニックがいります。それに比べてこのレシピは簡単で再現性が高いので、手軽にガツンとくるコーヒーを飲みたい時に嬉しいですね。