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【WAC2019】エアロプレスチャンピオンのレシピ
2019年11月にロンドンで行われたワールドエアロプレスチャンピオンシップ2019。
チャンピオン ヴェンデリン ファン ブニックさん(オランダ)のレシピです。
特徴は3つ。
- 高めの湯温
- コーヒー豆多め、お湯少なめ(加水あり)
- 抽出時間が短い
コーヒー | 30g |
挽き方 (細 1 > 10 粗) | 7/10 |
湯温 | 92℃ |
使用方法 | インバート |
フィルター | エシール(Aesir) |
抽出時間 | 60秒 |
- チャンバーにコーヒーを入れる
- 100gのお湯を10秒かけて入れる。
- 10秒間に20回混ぜる。
- お湯で流したフィルターキャップをチャンバーに取り付けて、空気を優しく抜く。
- 40秒になったら逆さにしてコーヒーを全て抽出。約60gが抽出できる。
- 100~120gのお湯を加えて濃さを調整する。
- 攪拌とデキャンタで60℃まで温度を下げる。
- カップに移して完成!
淹れてみた感想
今回使用した豆はエチオピアの浅煎り。オーストリア・ウィーンの老舗ロースタリー「アールト ウィーン」の焙煎豆です。
抽出時間が短くて忙しい!
10秒で100gのお湯を入れるのが案外スピーディ。いつもよりシャカシャカかき混ぜるのも楽しい。
そこからキャップをはめて空気を抜いていたら大体35秒。急いでサーバーを予熱していたお湯を捨てる。お湯は抽出前に捨てておいた方が良かったかも。
さっとひっくり返して抽出開始。20秒は特に何も意識せず押せば大丈夫でした。
加水前にさっそく味見
はじめに感じたのは、香りです。明らかにいつものレシピと違いました。やっぱり湯温を高めにすると香りがいいですね。
でも、高温抽出の欠点は渋みが出やすくて苦手で、敬遠していたところがあります。
このレシピも、抽出したてのコーヒーをちょっとだけ味見すると、若干渋みがありました。
次はレシピ通りに加水
ぴったり100gのお湯を追加。カップに移すとデカンタしなくとも64℃になったのでこのままで試飲します。
カップを顔に近づけると、果実感のある爽やかな香りが広がります。スペシャルティコーヒーのカフェで飲む浅煎りのドリップに近い感覚です。
口に含むと香りが強まって、爽やかな酸味がすごく美味しい。舌の上を通り抜ける時にコクも感じました。渋みは全然感じません。
ボディはそれほど強くなく、さっぱりしています。気分をリフレッシュしたい時に飲みたくなるコーヒーですね。
高温、短時間、少量抽出の尖ったレシピで、とても美味しいコーヒーに仕上がりました。
今回は浅煎りだったので香りと酸味のバランスがレシピとうまくハマりましたね。今度は深煎りの豆だとどんな味わいになるのか試してみたいところです。